ルシファーHLにおける土オバチェ間に合わない問題について

はじめに

 株式会社Ⅽygamesが運営する王道スマホRPGグランブルーファンタジーにはダーク・ラプチャー(HARD)、通称ルシファーhard、ルシファーHLなどと呼ばれる高難易度のマルチバトルが存在する。2020年5月11日現在は実装から1年以上経ち、VCなど無しの野良での討伐やソロでの討伐も珍しくなくなってきたが、今でもエンドコンテンツとしてグラブル上級者の間では縛りやタイムアタックなどの研究が進んでいる。

 さてルシファーHLには12の試練と呼ばれるギミックがあり、詳細は攻略サイトを見てもらえればわかるがその中にはオーバーチェインを発生させることで解除ができるものがあり、その効果は全属性ダメージカットを無視して攻撃を行うというものである。

 ソロ討伐や特殊な条件を除けば通常6人でルシファーHLを討伐する場合全員ジョブはスパルタで行う。そんな中スパルタのファランクスが効かなくなる上記のギミックを無視しての討伐は難しいだろう。

 そのためオーバーチェインの試練は解除が必須であり、ルシファー実装当時は土が担当し、現在も土が担当する、もしくはニーアを採用した闇が担当するのが主流であるように思われる。闇属性はテュポーンという問答無用で奥義ゲージを100%上げられる召喚石を同属性であるため、バレクラ3アビの加速のため早期に利用できるので道中で奥義ゲージをいくら使おうとオーバーチェインの試練は達成できる。だが、土属性は他のアプローチで奥義ゲージを貯めなくてはならない。

 そこで本記事のタイトルである土オバチェ間に合わない問題が一部では問題となっているらしい。これは堅守編成の研究が進み、主に光属性や闇属性が他の参戦者のファランクスを待たずにターンを進行させることにより従来のような動き方では土属性が羽残り50%までにオーバーチェインの試練の準備ができないというものである。

 ではこれは土と足並みをそろえずにガンガン稼ぐ属性が悪いのだろうか?筆者はそうは思わない。なぜなら高速化した堅守環境であっても土属性がオーバーチェインの準備が間に合わないことはないからである。本記事では現在のルシファーHLでも土がオバチェを間に合わせられるということを簡単にではあるが筆者の独断と偏見で紹介していく。

 

キャラ編成

 フロントメンバーは主人公、任意のキャラ、任意のキャラ、オクトーである。本記事ではあくまでオバチェにのみ焦点を当てるので主人公とオクトー以外のキャラについては言及しない。また、恩寵目当ての初心者でもできるように火属性カルバ*1も採用しない。もちろんオクトーを2番手に配置すれば奥義バフを後続の2人に付与できるので火力は上がる。しかしオクトーが2回奥義を打つのに必要な奥義ゲージが140から180になり、2アビの分配もあるためオバチェ試練に確実に間に合わせるため本記事では4番手に配置する。

 団サポの銅鑼、十天光輝の楯があればオクトーの初期奥義ゲージは40、その他のキャラは30。そこからオクトーが二番手で2連奥義するのに必要な奥義ゲージは180から40を引いて140、ただしオクトーは奥義ゲージの上昇量が2倍のため実質70。それにたいしてオクトー以外のキャラを2番手にすると奥義は1回しか撃たないので必要な奥義ゲージは90から30を引いて60である。

 オクトーの2アビは奥義ゲージを30消費して味方に奥義ゲージを配る。つまり2番手に配置すると他の奥義ゲージを確保する手段がなければそのターンはどう頑張っても2連奥義ができない。4番手に配置されていればオクトー以外の奥義ゲージが足らないとき、オクトー自身の奥義ゲージが170以上であれば分配したターンでも2連奥義ができる。

 このことから誤差レベルではあるがオクトー以外のキャラのほうが2番手にした際の必要奥義ゲージは少ない。さらにオクトーが2アビで毎ターン行える奥義ゲージの分配の都合もありオバチェ試練のみを考えるなら奥義バフを欲張らず4番手が安定する。

 

試練開始~羽50までのムーブ

まず0T目、パラロスを受ける前の奥義ゲージは

30、30、30、40である。

そこからパラロスを食らうと被ダメなので奥義ゲージが上がる。どの程度上がるかは最大HP次第なのだが今回はなるべく高いHP(パラロスによる奥義ゲージ上昇量が少ない)を想定する。筆者のマグナでHPを盛りまくった下の画像だと開幕パラロスで奥義ゲージは

50、57、57、90になる。

f:id:Asai_Jyun:20200511143430p:plain

ここからオクトー3アビで奥義ゲージを吸収し、2アビで配ると

60、67、67、90になる。

ここで奥義の発動を温存にし、攻撃し1T目を終えると(全員下振れのシングルアタックで最低でも)

70、77、77、110になる。

 そこから同じように更に2T殴ると

90、97、97、150になる。ここまでに主人公が1回でもDA、TAをする、もしくはオクトーが連撃し更に分配をできればフルチェインの準備は完了である。たとえ全て下振れでも(被ダメもあるのでまずないだろうが)もう1ターン殴ればよいだけなので1回目のルシファーのCT技がイブリースでも2回目のイブリースは食らわない。これならクリアオールが足りないということもないはずである。

 いくら高速化したと言っても3T殴れない人は回線、PC性能の見直しが必要だろう。あくまで上記のムーブは最低限誰でもできるムーブなので持っている人は召喚石のウリエル、クリスマスマギサなどの奥義加速手段を用いればより簡単にオバチェの準備はできる。

 オバチェの準備が完了すれば「土オバチェ準備完了待機」とチャットを打てば後は羽50まで削られ試練が開始し風がデバフを入れなおすのを待って羽にオーバーチェインを撃てば土の仕事は7割以上終わりである。お疲れ様でした。

 

おわりに

 本記事では土属性でほぼ確実にオーバーチェイン試練を達成する方法について紹介した。本記事が光属性や闇属性が飛ばしたせいでオバチェが間に合わないという初心者の方の参考になれば幸いである。

 

余談
オバチェ準備に専念すると貢献度稼げない問題について

 上記のムーブを忠実に行った場合、ルシファー全体の1/6の期間をほぼ待機することになるため貢献度はそれほど稼げないだろう。

 確かに羽50までが長引くとイブリース*2を連打されるため、属性試練RTA*3に怯えながら進行する羽50~羽討伐と同じくらいに辛いものがあるので動きたくなる気持ちもわかる。

 だが、土が下手に動いてクリアオールが足りなくなりオバチェが達成できないよりはましである。それでも貢献度を稼ぎたいという人はマキラを採用するなどして奥義を撃って進行しても大丈夫な編成で挑むべきだろう。あるいは闇属性などがオバチェ試練をやると宣言しているのであれば前述の都合上オバチェ試練の予備などはせずに奥義をガンガン撃って試練開始までを速めたほうが安定するため、闇に任すと宣言したうえでそもそもオバチェ試練をやらずに貢献度を稼ぐとよい。それでオバチェ試練が失敗したら宣言した闇の責任であるので気にしなくていいだろう。

 

最終更新 2020年5月12日

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイキャッチ画像

f:id:Asai_Jyun:20200512181440p:plain

 

*1:敵が特殊技を使用時に味方の奥義ゲージを20上げる。十賢者の裏から出し要因として人気。その他にはハロウィンシャルロッテならオールポーションを1個生成して退場し、ニーアを開幕に入れておくと強力な残執デバフを付与して退場してくれる

f:id:Asai_Jyun:20200511143203p:plain


*2:多段ダメージを与えたうえで3種のデバフセットを食らわせてくるクソ技。ルシファーソロにおいては無対策で食らうと即失敗になりえる。

*3:12の試練開始直後に1000万ダメージ試練を即終わらせること。アキシオン・アポカリプスによる赫刃レベル2上昇、95のポースポロス、85のアキシオンに耐えながら羽のHPを削ることになる